音楽フェスの定番服装といえば、上は“長袖インナー+Tシャツ”
フェスでどんな長袖インナーを着るべきか迷っていませんか?
フェスの長袖インナーはどんなものを買うべき?
フェス歴10年以上で全国各地の音楽フェスに行ったことがある筆者が、
・フェス向けの長袖インナーの選び方
・予算別オススメ長袖インナー10選
を紹介します。
実際に着用した感想も含めて、フェスにぴったりのものをピックアップ。
フェスでどんな長袖インナーを着るべきか迷っている人には必見の内容です。
- フェスで長袖インナーを着るメリット
- フェスできる長袖インナーの選ぶときの4つのポイント
- フェスにオススメの長袖インナー予算別10選
目次
はじめに|フェスで長袖インナーを着るメリット
半袖Tシャツ1枚でもいいんじゃない?(特に夏フェス)
まずはTシャツの下に長袖インナーを着るメリットを紹介!
わたしが実際にフェスに参戦してみて感じた、長袖インナーを着るメリットは次の3つ。
- 日焼け対策(特に夏フェス)
- 虫対策(特に山間部でのフェス)
- 怪我防止
まず、1つ目は日焼け対策(特に夏フェス)。
フェスは一日中外で過ごすことになるため、日焼け対策は大切です。
半袖1枚で過ごすと、腕が真っ赤に日焼けして後から痛くなることも。
「将来シミになったら嫌だ!」と思い出来るだけ日焼けしたくない人もいると思います。(わたしも)
UVカット加工がされている長袖インナーなら日焼け対策にバッチリ!
2つ目は虫対策(特に山間部でのフェス)
フジロックやライジングサンなど山間部や自然豊かな場所で開催される場合には虫に注意。
蚊ならまだしもブヨに刺されると後から腫れたり、痛くなったりで大変です。
わたしもアラバキロックフェス(春に宮城県で開催)ではブヨに刺されて、後日腫れ上がり皮膚科に行ったことも。パンパンに腫れてめちゃくちゃ痛い。
長袖インナーの上から刺されることもたまにありますが、着ないよりは刺されにくいと感じます。
特にフェスでお酒を飲んだりすると、余計に虫に刺されやすくなるらしい、、。
3つ目は怪我防止。
フェスでは人が密集した中でライブを見たり、移動したりします。
周りの人の持ち物が自分に当たったり、ライブを見てる途中で怪我をすることもあるかもしれません。
長袖が腕をカバーしてくれるため、半袖1枚よりは怪我をしにくくなります。
フェスの長袖インナーを選ぶときの4つのポイント
フェスの長袖インナーはどんなことに気をつけて選べばいいでしょうか?
わたし自身もフェスデビューした頃は
「みんなが着ている長袖インナーはどこで売っているの?」
「どんなものを買えばいいの?」
とずっと疑問に思っていました。
フェスに参戦している知らない人に直接聞くわけにもいかず(笑)
わたしは登山やキャンプなどのアウトドアも趣味なんですが、登山用の長袖インナーをフェスで着てみたらいい感じ!
確かに登山とフェスは共通点があるのかも?
・激しく汗をかく(汗びえ対策が必要)
・長時間屋外で行う(天候に左右されがち)
それからはどんなポイントに気をつけて長袖インナーを選ぶべきか少しずつわかってきました。
わたしの実体験を踏まえて、長袖インナーを選ぶときのポイントを4つ紹介します。
- 速乾性(乾きやすい)のある素材にする
- 出来るだけ薄手のものにする ※特に夏フェス
- UVカットされているものにする ※特に夏フェス
- 腕にフィットしているものにする
速乾性(乾きやすい)のある素材にする
フェスは暖かい時期・暑い時期に開催されることが多いです。
そこで気になるのは汗。
フェスでは1日中外にいますし、ライブを見ているときに身体を動かすこともあるので、よく汗をかきます。
特に夏フェスでは1日で何週間分も汗をかいたのでは?と感じることも。
速乾性のある長袖インナーは、汗をかいても乾きやすく汗でベタベタせずに快適にフェスを過ごせます。
速乾性のある素材はポリエステルなどの化学繊維です。
値段は高いものの、登山用のベースレイヤーはかなり性能が良く速乾性に優れています。
登山用のベースレイヤーは登山で急な登り坂のときに汗だくになっても、少し経って気づいてみると洋服が乾き、サラサラになっています。
長袖インナーを買うときにはどんな素材でできているのか一度確認しておきましょう。
出来るだけ薄手のものにする ※特に夏フェス
日焼け対策や虫刺され対策とはいえ、フェスで長袖インナーを着ると暑く感じます。
そもそも夏フェスは半袖1枚で過ごしていても、汗をだらだらかくほど暑いですよね〜
夏フェスなら長袖の中でも出来るだけ薄手のものが◎
夏用として売っている長袖インナーでも実際に手に取ってみると「意外に分厚い!」と思うこともあります。
出来れば買う前に実際に着てみると間違いないですね。
体質によっては長袖インナーを着ると逆に汗がこもって身体が火照ったり、着づらいと感じることもあるかもしれません。
わたし自身も登山で何種類ものベースレイヤーを着てみて、友達は絶賛していたけどわたしの体質には合わなかったり、実際に着てみないとわからないこともあります。
夏フェスでは“薄手”や”超薄手”など夏の暑い時期に特化されているものがオススメです。
UVカットされているものにする ※特に夏フェス
長袖インナーの中にはUVカット加工されているものもあります。
少し値段が高くなりますが、日焼けを気にする場合はUVカットされているものを選びましょう。
腕にフィットするものを選ぶ
これは完全に見た目の問題。
長袖インナーの上には半袖Tシャツを重ね着がフェスの定番スタイル。
長袖インナーが腕にフィットしていた方がスタイリッシュな見た目に。
わたし自身は腕周りがゆるっとした長袖インナーの上に半袖Tシャツを着たこともありますが、見た目が微妙、、、。
個人的な好みもあるので、一度試着してみるのもアリですね◎
【予算別】フェス向け長袖インナー10選
予算別にフェス向けの長袖インナーを10選紹介!
わたしがフェスや登山で愛用しているアイテムや実際の使用感を含めて紹介します。
アウトドアブランドのベースレイヤーはモデルチェンジするのが早く、手に入れたいときには販売中止になっていることも、、、。
登山用ベースレイヤーは値段は高いものの耐久性が高く長く使えるので、気になったら早めに買うのが◎
商品名(ブランド名) | 値段 | |
1 | キャプリーン クールライトウェイト (Patagonia) | 8,250 |
2 | ロングスリーブ ドライクルー (THE NORTH FACE) | 5,280 |
3 | ドライナミック スルー (ミレー) | 4,557 |
4 | ジオラインクールメッシュ (モンベル) | 3,410 |
5 | トレーニング ベースレイヤー (アンダーアーマー) | 2,786 |
6 | ナビドライ (MIZUNO) | 2,200 |
7 | 耐久冷感コーデュラ (ワークマン) | 1,900 |
8 | コンプレッションウェア (テスラ) | 1,890 |
9 | オールシーズンインナー (おたふく手袋) | 1,718 |
10 | コンプレッション トップス (sillictor) | 1,299 |
1万円以下の長袖インナー
キャプリーン クールライトウェイト(Patagonia)
長袖インナーで1万円近く?と思うかもしれませんが、いろいろな長袖インナーを試した中でわたしの一番のお気に入り。
patagoniaは登山ウェアやアウトドアアイテムを販売している有名ブランド。
キャプリーンは登山用のベースレイヤーの超定番シリーズです。
肌からの水分を吸湿発散し、優れた通気性と速乾性によってあらゆるシーン、あらゆるシーズンでの快適に着れます。
キャプリーンシリーズは
◎キャプリーン・デイリー
◎キャプリーン・ライトウェイト
◎キャプリーン・ミッドウェイト
◎キャプリーン・サーマルウェイト
など似ている名前でさまざまな種類が販売されているので、買うときにはきちんと商品名を確認しましょう。
キャプリーン クールライトウェイトは一番薄手のモデルで、フェスや登山など身体を激しく動かすアクティビティで使っています。
よ〜く見ると、生地が薄いので裏側が透けているのがわかります。
汗や水がすぐ乾くので、夏場のプールの水着の上に着るラッシュガードとしても愛用。
同じく超汗かきの夫に勧めたら、夫もドハマりして登山・釣り・フェスなどアウトドアでは夫婦揃って必ずキャプリーン。
少し大きめサイズを買えば、キャプリーン1枚でも着れます。
フェスで着るならもう少し小さめサイズで、Tシャツの下に着ると腕周りもスッキリしてスタイリッシュになるかな?
ロングスリーブドライクルー(THE NORTH FACE)
これもわたしがフェスと登山で愛用している長袖インナー。
めちゃくちゃ薄手で、汗が乾きやすく、身体にフィットします。
身体にフィットしているので、夏フェスで着ると逆に汗がこもるような感じがしたこともあります。
夏フェスの気温や体質(わたしは超暑がり&汗かき)にもよるのかも?
わたしが毎年参戦しているアラバキロックフェス(4月に宮城県で開催)では、ちょうど良く快適に着れます。
ちなみに現在THE NORTH FACE公式ホームページのオンラインストアでも売り切れ。。。
再販しないのかなあ?
レディースも販売されています。
5千円以下の長袖インナー
ドライナミック スルー(ミレー)
ミレー(MILLET)も登山アイテムを販売するアウトドアの老舗ブランド。
ドライナミックスルーは、メッシュ生地になっていて汗をかいても汗離れがよく、汗を外側に発散させてくれます。
ジオラインクールメッシュ(モンベル)
日本の登山ブランドモンベル(mont-bell)の定番インナーといえばジオラインシリーズ。
ほかのアウトドアブランドに比べると低価格なのに一流の品質なので、わたしもかなりお世話になっています。
・ジオラインクールメッシュ
・ジオラインL.W.(薄手)
・ジオラインM.W.(中厚手)
・ジオラインEXP(厚手)
などさまざまな厚さのものが販売されているので、使うシーンに合ったものを選べます。
わたしは登山・キャンプ・フェス用としてジオライン中厚手と厚手を持っていて、使い分けはこんな感じ↓
・ジオライン中厚手:春や秋の寒さが気になるときのフェス。春キャンプや秋キャンプ。
・ジオライン厚手:春登山、秋登山や、寒い時期のキャンプ用。
中厚手は防寒対策として着るのはいいですが、生地がしっかりしているので単にTシャツの下に着る長袖インナーとしてはちょっと暑いと感じるかも?
フェスで使うならジオラインクールメッシュ(特に夏フェス)かジオライン薄手(春フェスや秋フェス)が個人的にはオススメです。
レディースモデルも。
トレーニングベースレイヤー(アンダーアーマー)
有名なスポーツブランド”アンダーアーマー”のトレーニングウェア。
Amazonで口コミ4,000以上で、⭐︎4.3と超高評価。
3,000円以下で買えて、コスパも間違いなしの商品です。
3千円以下の長袖インナー
ナビドライ(MIZUNO)
スポーツブランドMIZUNO(ミズノ)のトレーニングウェアはシリーズ累計100枚突破の人気商品。
1枚でも着れるように腕周りなど若干ゆるっとしたデザインになっているので、重ね着で着る場合は少し小さめのサイズを選ぶのもアリ◎
耐久冷感コーデュラ(ワークマン)
触れた部分が冷たく感じる接触冷感のワークマンで発売されている長袖Tシャツ。
2,000円以下でUVカット加工もされているのがさすがワークマン。
長袖Tシャツといえば黒色のイメージが強いですが、このモデルのチャコールグレーもフェスに合いそう♪
コンプレッションウェア(テスラ)
テスラはスポーツウェアなどを販売するブランド。
Amazonで4,000以上の口コミがあり、☆4.1の人気商品。
コンプレッションウェアなので、肌に密着し正しい筋肉の使い方をサポートしてくれるため、フェスの疲労軽減にも繋がりそう。
UVカットと吸汗速乾加工もされています。
レディース用も販売されています。
オールシーズンインナー(おたふく手袋)
さまざまなインナーを発売している”おたふく手袋”という会社で販売されている速乾性に優れたモデル。
縫い糸に消臭糸を使用し、気になる臭いをスピード消臭するので、汗をかくフェスでも安心して使用できそう。
コンプレッション トップス(sillictor)
1,000円台で買えるAmazonで4,000以上の口コミがあります。
レディース用も販売されているのが嬉しい!
レディースも口コミ900以上と評価の高い商品となっています。
フェスで着る長袖インナーで気になることQ&A
フェスで着る長袖インナーを選ぶときに気になりがちなこと・迷いがちなことをQ&A形式で回答します。
個人的な経験・意見をもとに回答していますので、ご了承ください。
Q . 夏フェスにはどんな長袖インナーがオススメ?
A.とにかく薄手のものがオススメ!一度手にとってから買うのが間違いなし。
長袖インナーには”オールシーズン”用として販売されているものが多い印象です。
わたしが夏フェス用の長袖インナーを探した時も痛感しましたが、“夏に特化した長袖インナー”はあまり売られていません。
売られていても、アウトドア用で作りがしっかりしていて、意外に厚手だったりしたことも。
夏フェスは炎天下で何時間も過ごすことになるので、出来るだけ薄手のペラペラ素材のものが良いですね。
スポーツ用品店に行ってみて、今回紹介した商品を参考に、試着してみるのが安心です。
Q . 実際に夏フェスで着て良かった長袖インナーは?
A.個人的にはpatagoniaの”キャプリーンクールライトウェイト”とTHE NORTH FACEの”ロングスリーブドライクルー”。
個人的にはこの2つの長袖インナーは夏登山・夏フェス・夏キャンプなど“夏”とつくアウトドアで必ず活躍するアイテム。
どちらも元々は登山用に買いましたが、暑がりのわたしには夏のアウトドアには欠かせないアイテムになっています。
2つのそれぞれの特徴をまとめてみました。
キャプリーンクールライトウェイト (patagonia) | ロングスリーブドライクルー (THE NORTH FACE) | |
良い点◎ | とにかく速乾性に優れている! 汗をかなりかいても、 気づくと乾いていることも | とにかく極薄! |
気になる点△ | 腕周りがゆるっとしているので、 重ね着するにはサイズ選びは慎重に | 身体にフィットするので、 暑いと感じることも |
ちなみに今わたしが気になっているのは、モンベルの”ジオラインクールメッシュ”。
モンベルは他のアウトドアブランドよりもリーズナブルに買えるので、次に買おうと密かに目論んでいます。笑
Q . 長袖インナーの色は何色がオススメ?
A.無難なのは黒!
どんなTシャツの色にも合わせやすいので、一番無難なのは黒です。
わたしは黒いTシャツを着ることも多い(バンドTシャツも黒が多いですよね)ので、そうすると
・長袖インナー→黒
・半袖Tシャツ→黒
となってしまう、、、。
そんな時はグレーやチャコールグレーの長袖インナーを着たりもします。
まとめ:フェスのシーズンに合わせて長袖インナーを選ぼう!
この記事ではフェスにオススメの長袖インナーを紹介しました。
“フェス”と一言で言っても
・春に標高の高い場所で開催する野外フェス
・真夏の都心部で開催する野外フェス
・秋にキャンプもできるフェス
など季節や開催場所がさまざまなので、もちろん快適に過ごせる服装も変わってきます。
長袖インナーを選ぶときのポイントは次の4つです。
- 速乾性(乾きやすい)のある素材にする
- 出来るだけ薄手のものにする ※特に夏フェス
- UVカットされているものにする ※特に夏フェス
- 腕にフィットしているものにする
1万円近くするものから、1,000円台で買えるものまで幅広くピックアップしたので、予算に合うものが見つかると嬉しいです。
見た目のデザインと機能性、値段をチェックしながら、フェスで使うお気に入りの長袖インナーが見つけてみましょう♪