フェスの中には”キャンプインフェス”と言われる、キャンプと音楽フェスを同時に楽しめるイベントもあります。
キャンプをする場合は持ち物を揃えるのが大変ですが、その中でも特に悩むのがテント選び。
フェスではどんなテントがオススメ?
わたしはフェス歴10年以上で、夫婦ともにキャンプ好きで年に何度もキャンプをしています。
この記事では、わたしの経験から
・初心者でも迷わずにフェス向けの宿泊用テントを選ぶポイント
・予算別&人数別のオススメテント10選
を紹介します。
わたしが実際にフェスとキャンプで愛用しているテント、キャンプど定番のテントをピックアップ!
1万円台のコスパ良しのテントも!
この記事を読めば、自分の予算に合ったフェスで活躍するテントを見つけることができます。
- フェス初心者がテントを選ぶときの3つのポイント
- フェスにオススメのテント予算別12選
目次
はじめに|テントは宿泊用と日帰り用の2種類
“テント”と一言で言っても、大きく分けると“宿泊用”と”日帰り用”の2種類があります。
2つの違いについて、改めておさらいしておきましょう。
▼宿泊用テントと日帰り用テントの違い

フェスでキャンプをする場合には宿泊用テントを必ず準備しましょう!
いざ自分が欲しいテントがどちらのテントなのか迷うかもしれません。
自分が買いたいテントが宿泊用か日帰り用かわからない….
商品名のキーワードをチェックしてみましょう!
キーワードの例 | |
宿泊用テント | キャンプ |
日帰り用テント | サンシェードテント、ポップアップテント、ワンタッチテント |
ちなみにフェスに日帰りで参戦する場合は、日帰り用テントが休憩場所として大活躍します。
<関連記事>
【音楽フェス向け】サンシェードテントを選ぶ4つのポイントと予算別テント10選
フェス用キャンプテントを選ぶ3つのポイント
ここからはフェスで使うキャンプ用テントを選ぶ3つのポイントを紹介します。
- 前室付きテントが絶対オススメ
- 人数に見合ったサイズを選ぶ
- 耐水圧を確認する
前室付きテントが絶対オススメ
キャンプ用のテントには”前室”というスペース(↓の赤丸)がついているものの、ついていないものがあります。

今までフェスキャンプで、何度前室に助けられたことか…
キャンプをしたことのない方には前室のメリットをイメージしづらいかもしれません。
フェスで「テントが前室付きで良かった〜」と思うのは、ズバリ雨のとき!
雨のフェスでテントに戻ると、濡れたもの(長靴・レインウェア・ポンチョなど)をどこに置くべきか迷います。
・インナーテント(寝るスペース)に置く
→床が濡れてしまう
・テントの外に置く
→雨で余計に濡れて、もう1回外に出るときに困る
そこで活躍するのが前室です!
▼前室に雨具や靴を置いているようす

雨を防げる+インナーテントの外=玄関のような場所
汚れたもの・濡れたものでも気にせず置けます。
前室がないテントだったら、ビニール袋に濡れたものを入れてインナーテントの中に入れておくしかないのかな?
そのほかにも、晴れのときは前室を上にあげると日除けになり、ご飯を食べたりするのも快適です◎
▼ポールを使って前室をあげ、日除けスペースを作っているようす

つまり、前室付きのテントなら
・晴れの日→日よけスペースでご飯を食べたりできる
・雨の日→濡れたものを置ける。雨宿りできる
とどんな天気でも快適に過ごせます◎
人数に見合ったサイズを選ぶ
テントは大きめを買った方がなにかと便利…?
テントを初めて買う場合は、「テントは大きいものを選ぶのが無難?」と思うかもしれませんが注意が必要です。
理由は大きいテントだと、テントを設営する場所を見つけるのが大変だから。
キャンプインフェスの多くでは、”フリーサイト”といって、自分がテントを設営する場所が決まっておらず、いわば早いもの順です。
開場時間と同時に次々とテントが設営されていくので、素早くスペースを見つける必要があります。
▼テントがひしめきあっているようす

テントが大きすぎると、場所探しがかなり大変になります。
もう少しテントが小さければ、ここのスペースにテントを建てられるのに…
人数に見合った最低限の大きさのテントを選びましょう。
個人的に使いやすいのは3〜4人用と記載のあるテントかなあと思います。
耐水圧を確認する

フェスで雨が降るとキャンプ勢は一気に過酷になります。
①雨で洋服が濡れる
②気温が下がって、夜寒くて眠れない
③雨でテントの内側まで濡れてしまう
なんてトラブルが起きがちです。
雨が降っても、次の日に備えてゆっくり休めるようにテントの耐水圧はとっても重要です。
わたしが以前安いテント(1万円くらい)でキャンプをしたときに大雨が降りました。
安いテントだったので耐水圧が低く、なんとテントの内側に水滴が…..。
寝袋に水滴がついてしまうと一気に身体が冷えてしまうので、寝袋が濡れないか心配でよく眠れませんでした。涙
キャンプ用テントの耐水圧の目安は15,00mm以上と言われているので、覚えておきましょう。
【予算別】フェス用キャンプテント6選(3〜4人用)
ここからは予算別のキャンプテント(3〜4人用)を6選紹介します。
商品名(ブランド名) | 値段(税込) | |
1 | アメニティドームM (snow peak) | ¥31,709 |
2 | ザ・テント(DOD) | ¥29,398 |
3 | (PYKES PEAK) | ¥20,999 |
4 | BCクロスドーム 270 (コールマン) | ¥18,450 |
5 | ツーリングドームテント (wolfyok) | ¥12,980 |
6 | ナバホ(ロゴス) | ¥11,650 |
2万円以上のキャンプテント
アメニティドームM (snow peak)
snow peak(スノーピーク)というアウトドアブランドの超定番テントのアメニティドームシリーズ。
わたしはキャンプデビューして以来、ずっと愛用しているテントです。
大雨のフェスも、雪のフェスも(苦笑)、すべて耐えてくれました。
雨でも晴天でもポールを使って前室をあげれば、天気関係なくご飯を食べたりして超快適に過ごせます。
個人的では大人3人がちょうど良く、4人だと少し狭めかな?という印象。

- 人数:3〜5人用
- 前室:あり
- 高さ:150cm
- 重さ:8kg
- 耐水圧:1,800mm
<関連記事>
キャンプギアレビュー snow peak /アメニティドームM 使い勝手
ザ・テント(DOD)
キャンプ用テントは設営に時間がかかる場合があり、うまく設営できるか心配になるかもしれません。
ザ・テントはキャンプ用テントでは珍しいワンタッチ式の設営なので、複雑な設営が苦手な方にもピッタリ。
ワンタッチ式のテントは風に弱いというデメリットもあるので、注意しましょう。
高さが180cmと高めなので、身長が大きめの男性の方でもテント内で着替えるときなど快適に過ごせそうです。
- 人数:3人用
- 前室:あり
- 高さ:180cm
- 重さ:8kg
- 耐水圧:2,000mm
▼ワンタッチ式
少し値段は高くなりますが、クロスフレーム式(ワンタッチ式より少し設営が難しいが風に強い)も販売されています。
▼クロスフレーム式
(PYKES PEAK)
PYKES PEAK(パイクスピーク)はアウトドアアイテムをリーズナブルに販売しているブランドです。
前室が前後の2箇所u亜rので、荷物置き・靴置きなどにも困りません。
4〜6人の大きめサイズで2万円以下で買えるのはコスパ◎
- 人数:4〜6人用
- 前室:あり
- 高さ:170cm
- 重さ:9.5kg
- 耐水圧:2,000mm
2万円以下のキャンプテント
BCクロスドーム 270(コールマン)
キャンプ用品定番の”コールマン”から販売されており、長年愛されているテントです。
フェスでもかなりの頻度で見かけます♪
Amazonでも⭐︎4.4、評価600以上の人気アイテム。
- 人数:4〜5人用
- 前室:あり
- 高さ:170cm
- 重さ:10kg
- 耐水圧:1,500mm
ツーリングドームテント(wolfyok)
wolfyokはスポーツ・アウトドアブランドです。
・値段が1万円程度
・重さが3.6kgと軽量
でフェスキャンプ初心者の方の入門テントとしてオススメです!
- 人数:3〜4人用
- 前室:あり
- 高さ:120cm
- 重さ:3.6kg
- 耐水圧:4,000mm
ナバホ300(ロゴス)
こちらもフェスでかなり見かけるフェス定番のテント。
なんと言ってもワンポールなのとデザインが可愛い!
ワンポールテントのメリットは、ズバリ設営がめちゃくちゃ簡単なことと軽いこと。
ほかのテントが10kg近くあるのに対して、ナバホは4kgです。
前室がほぼなく、雨の時に靴などを置くスペースがないので注意しましょう。
- 人数:2〜3人用
- 前室:なし
- 高さ:180cm
- 重さ:4kg
- 耐水圧:1,600mm
▼ちなみにナバホに前室がついたものも販売されていましたが、現在販売していないよう。
買うなら中古品になるみたいです。
【予算別】キャンプフェス用テント6選(〜2人用)
ここからは小さめ(〜2人用)のテントを紹介します。
・ソロでフェスに参戦する人
・カップルでフェスに行く人
などにはピッタリのテントばかりです。
1 | ライダーズタンデムテント (DOD) | ¥35,066 |
2 | ライダーズバイク インテント(DOD) | ¥23,600 |
3 | (Naturehike) | ¥23,990 |
4 | Hillridge(OneTigris) | ¥19,500 |
5 | ツーリングドーム ST (コールマン) | ¥14,800 |
6 | キャンプテント (MOBI GARDEN) | ¥8,341 |
3万円以上のキャンプテント
ライダーズタンデムテント(DOD)
バイクでツーリング用に発売されているテントですが、ツーリングとフェスキャンプにはいくつかの共通点が!
・急に雨が降るかもしれない
→広めの前室付き
・簡単に設営できるテントが良い
→ワンタッチなのですぐに設営&片付けができる
小さめのテントで3万円超えはちょっと値段が高めですが、フェスには嬉しい機能がぎゅっと凝縮されたテントです。
ブラックカラーのテントは珍しく、スタイリッシュなデザインも人気の理由です!
- 人数:2〜3人用
- 前室:あり
- 高さ:115cm
- 重さ:6.8kg
- 耐水圧:3,000mm
3万円以下のキャンプテント
Naturehike
アウトドアブランドのNaturehike(ネイチャーハイク)から販売されています。
最低限の大きさで高さも105cmと低めなので、ゆっくりテントの中で過ごすよりは”寝る専用!”のようなイメージです。
2.1kgとかなり軽いので、遠征でフェスに行きたい時など移動距離が長い場合にもオススメ!
- 人数:2人用
- 前室:あり(小さめ)
- 高さ:105cm
- 重さ:2.1kg
- 耐水圧:3,000mm
ライダーズバイクインテント(DOD)
同じくDODから販売されているライダーズバイクインテント。
すでに紹介したライダーズタンデムテントと似ていますが、それぞれの違いは次のとおり。
▼DODのライダーズテントの違い
ライダーズ タンデムテント | ライダーズ バイクイン テント | |
人数 | 2〜3人用 | 1〜2人用 |
サイズ | W210×D210×H115cm | W200×D125×H110cm |
重さ | 6.8kg | 5.5kg |
一番の違いはサイズです。何人で使用するか考えて、どちらを買うか選びたいですね。
- 人数:1〜2人用
- 前室:あり
- 高さ:140cm
- 重さ:5.5kg
- 耐水圧:3,000mm
2万円以下のキャンプテント
Hillridge(OneTigris)
OneTigris(ワンティグリス)は2014年に創業の中国発のアウトドアブランド。
ソロテントと無骨なデザインで人気を集め、品質も高く話題沸騰中のブランドです。
Hillridgeは1.3kgと超軽量テントなのに、耐水圧3,000mmと耐久性抜群!
・移動距離が長く、少しでも軽いテントを買いたい場合
・登山でも使いたい場合
などにはオススメのテントです。
- 人数:1〜2人用
- 前室:あり
- 高さ:125cm
- 重さ:1.3kg
- 耐水圧:3,000mm
ツーリングドーム ST(コールマン)
Amazonの口コミ3,000件以上で☆4.5と高評価!
大手アウトドアブランド”コールマン”定番のテントが15,000円くらいで買えるのはコスパが良すぎる◎
別売りのポールを購入すれば、前室を上げて晴れた日には日よけ・雨の日には雨宿りできるスペースも作れます!
入り口の反対側からも出入りができて、便利です。
フェスにはピッタリの機能がたくさん詰まっていますね。
- 人数:1〜2人用
- 前室:あり
- 高さ:105cm
- 重さ:4kg
- 耐水圧:1,500mm
少し大きめのテントでゆったり寝たい場合は、少し大きめテントがオススメです。
▼2〜3人用
キャンプテント(MOBI GARDEN )
少しでも安くテントを買いたい!と思う場合には10,000円以下のテントもあります!
MOBI GARDEN(モビガーデン)は中国の山岳スポーツブランドで、キャンプ・ハイキングアイテムを多く発売しています。
インナーテントは全面メッシュになっているので、通気性がよく熱がこもりにくくなっています。
- 人数:1〜2人用
- 前室:あり
- 高さ:110cm
- 重さ:2.5kg
- 耐水圧:2,000mm
まとめ|予算に合うキャンプ用テントを探そう!
いかがでしたか?
この記事では、フェスでのキャンプテントを選ぶポイントと予算別オススメテント 選を紹介しました。
フェスでのテントを選ぶにあたって、キャンプ用テントの有名はブランドを覚えておきましょう。
- コールマン:アウトドアの超定番ブランド。
- スノーピーク(snow peak):日本初のブランドで、全体的に値段が高めだが、入門者用のアメドは比較的安い。
- DOD(ディーオーディー):ウサギのマークが目印のブランドで、ツーリング向けテントを数多く発売。フェス向け。
- ロゴス:ワンポールテントのナバホはデザインも可愛く、特に女性に人気!
使用する人数、自分の予算にあうテントを見つけて、フェスを楽しみましょう!