音楽フェスは、音楽、フード、雰囲気、お酒などさまざまな楽しみ方がありますが、キャンプも楽しみの一つですよね。
美味しいお酒やご飯を食べながら、音楽を楽しみ、そのまま泊まれるというのは至福の時間です。
音楽を聴きながらキャンプなんて幸せすぎる、、、!!
しかし、
・フェスでキャンプをしてみてたいけど不安
・どんなフェスでキャンプができるの?
と迷っているかもしれません。
わたしはキャンプインフェス歴10年以上で全国各地の春〜秋フェスに参戦しています。
そこでこの記事では自分の経験をもとに
- フェスでキャンプをする4つの魅力
- フェスでキャンプをするときの注意点
- キャンプができる音楽フェス12選
を紹介します。
フェスの日付や開催場所の基本的な情報だけでなく、
・オートキャンプができるか
・宅配サービスがあるか
などキャンプ初心者には嬉しい情報も記載しています。
フェスでキャンプをしてみたいけど不安に思っている人は最後まで読んでください。
- フェスでキャンプをしてみたいけど不安
- フェスでキャンプをする魅力や注意点を知りたい
- キャンプができるフェス(キャンプインフェス)が知りたい
目次
はじめに|フェスでキャンプをするのは大変?
フェスでキャンプをするのは、ハードルが高いのでは?と思うかもしれません。
正直に言うと、フェスがキャンプデビューはハードルが高いと思いますが、キャンプ経験者なら問題ありません。
しかし、フェスでのキャンプとキャンプ場でのキャンプは少し違うので、どんなところが違うのか確認してみましょう。
フェスキャンプと普通のキャンプとの違い
どんな違いがあるのか確認してみましょう。
フェスキャンプが普通のキャンプと違うおもな理由は次の3つです。
- 駐車場から会場まで遠いことが多く、キャンプ道具を運ぶのが大変
- ライブやワークショップなどさまざまなアクティビティがあり、設営や撤収を素早くする必要がある
- 忘れ物や足りないものがあってもすぐに買えない
これらの理由から、キャンプ場でキャンプをするよりも難易度は高くなります。
最初の難関は会場までの荷物運び!
しかし、フェスでは充実したフードエリアで美味しい食べ物を買えるので、料理をする必要はありません。
キャンプデビューがフェスでも大丈夫?
キャンプデビューがフェスだと、
- 必要なキャンプ道具がわからない
- テントの設営に慣れていなくて、時間がかかる
などの理由から、フェスを思いっきり楽しめないかもしれません。
できれば普通のキャンプ場でキャンプデビューをするのがオススメです!
どうしてもキャンプデビューがフェスになる場合は、必ず事前にテントを設営練習をしましょう。
わたし自身も事前にテントの設営練習をしていかなかったので、設営方法がわからずかなり苦戦しました、、。
好きなアーティストのライブが始まりそうで、かなり焦りながら設営したのを覚えています。
結局親切なおじさまがテントを設営するのを手伝ってくれました(涙)
心と時間に余裕を持ってフェスを楽しむにも、テントの設営練習は大切ですね。
便利なサービスを利用し、手軽にキャンプを楽しむのもアリ
フェスによっては次のような便利なサービスを使えることがあります。
- 宅配サービス
→宅急便でキャンプ道具を郵送すれば、会場で受け取れる - レンタルサービス
→会場でテントや寝袋などをレンタルできる(中には撤去不要のものも) - オートキャンプ
→テントの隣に車を駐車することができ、キャンプ道具を運ぶ必要がない
フェスによってサービスが違いますので、必ずフェスの公式ホームページで事前に確認しましょう。
賢く便利なサービスを使って、キャンプの負担を減らせたら最高ですよね。
わたし自身も、北海道のRISING SUN FESTIVALに参戦するときに宅配サービスを使ったことがあります。
キャンプに必要なテントやイス、テーブルを一式スーツケースに入れて郵送し、フェス会場で受け取れたので荷物を運ぶ必要がなく、かなり快適でした。
特に次のような場合は、キャンプ道具を家から会場まで運ぶのがかなり大変なので、宅配サービスなどを使うことがオススメです。
- 県外のキャンプインフェスに参戦する場合
- 公共交通機関でキャンプインフェスに参戦する場合
- 女性やお子さん連れでキャンプをする場合
レンタルサービスやオートキャンプ券などはとても人気なので、比較的早く売り切れてしまいます。
早めにチケットを購入することをオススメします。
フェスでキャンプをする4つの魅力
フェスでキャンプをするのは大変なこともありますが、それ以上の魅力がたくさん!
わたしは元々音楽フェスは大好きだったのですが、一度フェスでキャンプをしてみたらどハマり(笑)
音楽好き、美味しいご飯食べるの好き、自然好きにとっては魅力的すぎるキャンプインフェス!
キャンプインフェスのおかげでキャンプが趣味になったほどです。
どんな魅力があるのでしょうか?確認してみましょう。
1 . 帰りを気にせず、フェスを満喫できる
帰りの車やシャトルバス・電車を気にせずフェスを楽しめるのは、フェスでキャンプをする醍醐味です。
音楽フェスはアーティストのライブが終わるとお客さんが一斉に帰るので、混雑を避けるために
- 見たいアーティストの途中で帰る
- アンコールを聞くのを諦める
などの苦渋の決断をしないといけないことがあるかと思います(涙)
しかし、キャンプの場合は会場に宿泊するため帰りを気にする必要は全くありません。
帰りを気にせず、最後までフェスを楽しめるのが醍醐味!
最後の最後までアーティストのライブを楽しみ、お酒を飲み、ご飯を食べ、仲間と「あのバンドが良かったよね〜」なんてまったりフェスの振り返りをするのは至福の時間です。
また、帰りに運転する必要がないため1日中お酒を飲んでいられるのも、お酒好きにはたまりません(笑)
2 . テントを日中の休憩場所として使用できる
1日目の朝にテントを設営してしまえば、フェス中はいつでも自由に使えるプライベート空間の休憩場所として使えます。
フェスは朝から夜まで1日中動き回っているので、途中で疲れて休憩したいと思うこともあります。
自分のテントでは横になって疲れをとることも、日除けをすることも、お昼寝することもできます。
スリーピングマットと、ブランケットを準備し、テントで寝る気満々です!笑↓
特にフェスでキャンプをして良かった!と思うときは「悪天候のフェス」のとき。
フェスは雨宿りする場所が少ないので、自分たちのテントがあると雨宿りができるし、雨にあたらずご飯も食べられるので、テントのありがたさを実感します。
もちろん悪天候のときは、設営や片付けはかなり大変ですけどね、、、、涙
3 . 旅行がてらキャンプをできて新鮮!
他県のフェスに行くこともレアですが、他県でキャンプをするのはもっとレアですよね。
わたしは以前北海道で行われるRISING SUN FESTIVALに参戦し、キャンプをしました。
あの時キャンプをしていなければ、北海道でキャンプをすることなんて一生ないだろうなあと思います。
普段とは違う環境の中でキャンプをできるのはすごく新鮮で、旅行気分も味わえます。
旅行がてら全国各地のキャンプインフェスに参戦して、そこでキャンプをするのは間違いなく楽しいですよね。
4 . 会場に宿泊するため、行き・帰りの混雑を避けれる
多くのキャンプインフェスは2日間の開催です。
フェスでキャンプをする場合は、1日目の帰りと2日目の朝に移動する必要がないのでゆっくり過ごすことができます。
会場までのバス列に並ぶことも、道路の渋滞に巻き込まれることも、開場時間まで会場付近で待たなきゃいけないこともありません。
朝まったりコーヒーを飲んだり、朝ごはんを作ったりできます。
フェスでキャンプをすると、日帰りよりもゆっくりした時間を楽しむことができますね。
フェスでキャンプをする3つの注意点
次にフェスでキャンプをするときの注意点を確認しておきましょう。
1 . 荷物が多いので、会場までの道中が大変
フェスでキャンプをするとなると、もちろん荷物は多くなります。
夏フェスであれば防寒着はあまり必要ないので荷物は減らせますが、春フェスや秋フェスでは朝晩冷え込むことがあるので、防寒着や厚手の寝袋など荷物がかさばります。
駐車場からテント設営場所までの距離が長いと荷物を運ぶのだけで疲れてしまうことも、、、。
女子2人でフェスでキャンプをした時は、重いアウトドアワゴンとパンパンに荷物を積めたザックを持って長い距離を運ばないといけなく、会場に着くまででヘトヘトになりました。
女子2人でフェス会場に荷物を運ぶのはかなり疲れました(笑)
女性がキャンプをする場合や、車ではなく公共交通機関でフェスに行く場合などは、荷物の宅配サービスなどを使うこともアリですね。
2 . テントの設営や片付けのときにライブが見れない
初日の朝にテントを設営し、最終日にはテントを片付ける必要があります。
見たいアーティストの出演時間にぶつからないように工夫が必要なため、どの時間帯でテントの設営や片付けをするのか事前に決めておくことをオススメします。
暗くなってからだと周りが見えづらく片付けも大変になるので、早めにテントを撤収しましょう。
ちなみにテントの設営や片付けは慣れれば、かなり時間を短縮できます。
わたしは音楽フェスではスノーピークのアメニティドームMを使用していますが、女性2人でも設営も片付けも20分くらいでできます。
アメニティドームはフェスで大活躍するテントなので、参考にしてみてください↓
3 . 天候や気温によっては夜寝られないことも、、、
フェスは野外で開催されるため、天気や気温が変わりやすく悪天候の時にキャンプをしなければいけないこともあります。
雨対策や寒さ対策をしっかりしていないと、洋服がびしょ濡れになり身体が冷えてしまったり、寒くて夜ぐっすり眠れなかったりすることも、、、。
事前にフェス当日の天気を確認し、雨対策や寒さ対策を万全に行いフェスに参加しましょう。
特に春や秋に開催されるフェスでは朝晩に一気に気温が下がることがあるため、注意が必要です。
厚手の防寒着(フリースやダウン)や寝袋などでしっかり防寒対策をすることが大切です。
2023年全国でキャンプができる音楽フェス12選
地域別、日付の早い順で紹介しています。
北海道
RISING SUN ROCK FESTIVAL 2023 in EZO(北海道石狩市)
- 開催日:2023年8月11日(金祝)、12日(土)〈雨天決行・オールナイト開催〉
- 開催場所:石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ〈北海道石狩市新港中央1丁目 / 小樽市銭函5丁目〉
- キャンプ可否:キャンプ○
- 来場者数:約48,000人(2022年)
- 出演アーティスト数:全43組(2022年)
- キャンプ:オートキャンプ○、レンタルサービス○、宅配サービス○
- 全国でも珍しいオールナイトの野外フェス
- 朝5時の日の出と共にライブが終わるので、RISING SUNというイベント名になっている
- 北海道ならではの大自然でキャンプをしながら音楽を楽しめるのも魅力的
- オートキャンプができるエリアもあり
JOIN ALIVE 2023(北海道岩見沢市)
AKABIRA CAMP BREAK(北海道赤平市)
- 開催日:2023年9月23日(土)、24日(日)
- 開催場所:エルム高原リゾート〈北海道赤平市幌岡町375番地-1〉
- キャンプ可否:キャンプ○ 〈最大2泊3日可能〉
- 来場者数:不明
- 出演アーティスト数:3組 (2023.8月時点)
- キャンプ:オートキャンプ○、レンタルサービス×、宅配サービス×、最大2泊3日可能
- 音楽だけでなく、ワークショップやアクティビティも楽しめる開催のキャンプイベント
- キャンプは最大2泊3日可能
- キャンプはハードルが高いという方向けにコテージ泊もできる
東北
ARABAKI ROCK FEST.23(宮城県柴田郡川崎町)
オハラ☆ブレイク’23(福島県耶麻郡猪苗代町)
- 開催日:2023年9月30日(土)、10月1日(日)
- 開催場所:猪苗代湖畔天神浜オートキャンプ場〈福島県耶麻郡猪苗代町大字中小松字四百刈乙〉
- キャンプ可否:キャンプ○
- 来場者数:不明
- 出演アーティスト数:28組(2022年)
- キャンプ:オートキャンプ○、レンタルサービス不明、宅配サービス不明
- スローライフを大切に「大人の文化祭」をコンセプトの音楽フェスで、ライブ以外にも美術、小説、食などを楽しめる
- 磐梯山と猪苗代湖に囲まれた最高のロケーションでキャンプができる
関東
TOKYO ISLAND(東京都江東区)
- 開催日:2023年6月10日(土)、11 日(日)
- 開催場所:海の森公園〈東京都江東区海の森三丁目地内〉
- キャンプ可否:キャンプ○
- 来場者数:不明
- 出演アーティスト数:13組(2023年)
- キャンプ:オートキャンプ×、レンタルサービス×、宅配サービス○
- お台場から約1kmほどの東京湾に浮かぶ、東京五輪の会場として使用された場所で初開催されるキャンプインフェス
- 2022年から始まったイベントで、音楽・キャンプ・サウナ・焚き火などアウトドア好きにはたまらない
- 荷物の積み下ろし時だけ車を近くまで乗り入れでき、キャンパーに優しいフェス!
New Acoustic Camp 2023(群馬県利根郡みなかみ町)
- BRAHMANのTOSHI-LOWさんが主催者の1人である「わらう、うたう、たべる、ねっころがる」がコンセプトのキャンプができる音楽フェス
- 出演者は基本的にアコースティック形式でニューアコでしか見られないライブがたくさんある
- 設営済みのテントに宿泊し、撤収も必要ない「ファミリーサポートプラン」というキャンプ初心者向けのチケットも発売されている
北陸・甲信越
FUJI ROCK FESTIVAL’23(新潟県南魚沼郡湯沢町)
- 開催日:2023年7月28日(金)、29日(土)、30日(日)
- 開催場所:新潟県湯沢町苗場スキー場〈新潟県南魚沼郡湯沢町三国202〉
- キャンプ可否:キャンプ○
- 来場者数:約10万人(例年)
- 出演アーティスト数:162組(2023年)
- キャンプ:オートキャンプ○、レンタルサービス○、宅配サービス○
世界の重要音楽フェス第3位にも選出された国内最大級の音楽フェス。THE STROKERS、FOO FIGHTERSなど超豪華海外アーティストが出演予定。
レンタルテントプランや、オートキャンプができるエリアもある、
りんご音楽祭2023(長野県松本市)
- 開催日:2023年9月23日(土)、24日(土)
- 開催場所:アルプス公園〈長野県松本市蟻ケ崎2455番地〉
- キャンプ可否:キャンプ○
- 来場者数:7千人(例年)
- 出演アーティスト数:140組(2022年7月現在)
- キャンプ:オートキャンプ×、レンタルサービス×、宅配サービス×(3泊4日可能)
- 松本の市街地から近く、街の人々に普段から愛されている場所での開催で「とにかく楽ちんなフェス」がコンセプト
- ゆったりとした雰囲気で、気軽に音楽フェスを楽しめる。キャンプでは3泊連泊可能なのが嬉しいポイント
東海
森、道、市場2023(愛知県蒲郡市)
- 開催日:2023年5月26日(金)、27日(土)、28日(日)
- 開催場所:愛知県蒲郡市ラグーナビーチ&遊園地ラグナシア〈愛知県蒲郡市海陽町2丁目39番〉
- キャンプ可否:キャンプ○
- 来場者数:約30,000人
- 出演アーティスト数:87組(2023年)
- キャンプ:オートキャンプ×、レンタルサービス×、宅配サービス不明
- 日本全国からのご飯や雑貨などお店が500以上集まる市場と、音楽を楽しめるイベント
- 遊園地エリアと海エリアに分かれており、広大な会場でまったりと過ごせ、遊園地のアトラクションやプールも楽しめる
- ステージも6つあり、ロックやポップスなど様々なアーティストが出演予定
関西
ONE MUSIC CAMP 2023(兵庫県三田市)
- 開催日:2023年8月26日(土)、27日(日)
- 開催場所:兵庫県三田アスレチック野外ステージ〈兵庫県三田市波豆川〉
- キャンプ可否:キャンプ○
- 来場者数:2600人(2019年)
- 出演アーティスト数:28組(2023年)
- キャンプ:オートキャンプ×、レンタルサービス不明、宅配サービス不明
- 関西では希少なキャンプができる音楽フェス
- 2日通し入場券があれば無料でキャンプができる
- 会場内にはプールやアスレチック、ワークショップもあり、お子さん連れも大満足できる
まとめ:フェスでキャンプを楽しもう!
最後にフェスでキャンプをする魅力、注意点を確認しておきましょう。
- 帰りを気にせず、フェスを満喫できる
- テントを日中の休憩場所として使用できる
- 旅行がてらキャンプをできて新鮮!
- 会場に宿泊するため、行き・帰りの混雑を避けられる
- 荷物が多く、会場までの移動が大変
- テントの設営や片付けのときにライブが見れない
- 天候や気温によっては夜寝られないことも、、、
フェスによっては宅配サービスやレンタルサービスなどキャンプを手軽にするサービスもあります。
便利なサービスを賢く使って、快適にキャンプができるといいですね。
また全国各地のキャンプができるフェス11選を紹介しました。
キャンプができるフェスは自然が豊かな北海道や東北、北陸などで開催されることが多く、関東ではあまり開催されていないようです。
少し足を伸ばして遠征がてら他県のフェスに参加し、キャンプをしてみるのも旅行気分を味わえていいですね。
アウトドアブームもありキャンプデビューする方も多いと思うので、フェスでキャンプを楽しんでみては?
日帰り参戦とは違う楽しみができて、もっとフェスが好きになるかもしれませんよ。