この夏キャンプの予定を立てている方も多いのではないでしょうか。
夏は、キャンプだけではなくバーベキュー、グランピング、コテージなどアウトドアを楽しむ機会が多いですよね。
でもいざ誘われても、夏キャンプにどんな服装で行けばいいのか迷ってしまいますよね。
「普段の服装で行ったらダメなの?」「アウトドア感があるような服がいいかな?」など悩んでいるかもしれません。
紫外線や虫刺され対策など、夏のアウトドアを楽しむための服装を選ぶポイントはいくつかあります。
せっかくならアウトドアコーデも楽しめたらいいですね。
今回は、キャンプ歴5年の私が夏キャンプに適した服装を選ぶ時のポイントとオススメアイテムを紹介します。
服装のポイントを押さえて、夏キャンプを楽しみましょう。
- 夏キャンプの服装選びに困っている
- 夏キャンプの服装選びに失敗したくない
- 夏キャンプを快適に過ごしたい
目次
夏の女子キャンプの服装/選ぶ時の4つのポイント
夏キャンプの服装を選ぶ時のポイントは次の4つです。
- 肌の露出をなるべく控える(紫外線対策、虫対策)
- 汚れてもいい服にする
- 動きやすい服にする
- 速乾性のある乾きやすい服にする
1.肌の露出をなるべく控える
紫外線対策
キャンプ場は日差しを遮る場所が少なく、熱中症の危険があります。
設営後はタープやシェルターの下で過ごす時間が多いため、あまり紫外線を感じず過ごせるかもしれません。
しかし、タープやテントの設営中やトイレや炊事場に行く時など、直射日光を浴びる時間もあるので紫外線対策は大切です。
わたし自身、夏キャンプで設営の数十分で汗だくになり、熱中症になりかけた経験があります。
半袖+ショートパンツというコーデも夏っぽくていいですが、紫外線対策をするなら長袖インナー、アームカバー、レギンスなどで肌の露出を控える工夫をしてみては?
夏にぴったりの冷感アームカバーもあります。
Tシャツの上にラッシュガードを羽織るのもおすすめです。ラッシュガードはUVカットになっているので、絶対日焼けしたくない!という時に最適です。
また、紫外線に長時間あたっていると普段より疲労を感じるようになります。
- 日焼け止めをこまめに塗る
- 頭皮を紫外線から守るため帽子を被る
- 目を紫外線から守るためにサングラスをかける
など、紫外線対策アイテムをフル活用しましょう。
通気性が良く、風が吹いても飛ばされない紐付きのハットはアウトドア向きですね。
ボーイッシュなキャップの帽子もいいですね。
忘れがちですが耳や首にも日焼け止めを塗るのを忘れないようにしてくださいね。
アウトドア専用の日焼け止めも販売されています。
持ち運びの時に液漏れしないように固形タイプになっていて、虫除け成分が入っていることや片手で塗れるのも魅力的ですね。
虫刺され対策
虫が苦手な女子も多いですよね。
残念ながらキャンプ場は自然豊かな場所にあるため、蚊、ブヨ、アブ、蜂などいろいろな虫がいます。
キャンプ中に虫に刺されたらテンション下がりますよね。
有毒な虫に刺されると、最悪の場合すぐに病院に行かなければいけなくなる可能性もあります。
特にブヨには注意!
刺されるとパンパンに腫れて歩くのも痛いほどになります。(わたしは毎年のようにキャンプでブヨに刺され、腫れすぎて皮膚科で薬をもらいます)
虫刺され対策には虫よけスプレーなどの対策も大事ですが、やはりシンプルに肌の露出を控えることが一番重要です。
特に足元を刺されることが多いので、スカートやショートパンツを履く場合は、タイツやレギンスを履きましょう。
ちなみにわたしはかなり虫に刺されやすい体質で、レギンスと靴下の間やレギンスの上からでもブヨやアブに刺されます。
わたしは虫には刺されたくないので、毎回キャンプでは長ズボンを履くようにしています。
“Foxfire”というアウトドアブランドでは防虫の服を販売しています。繊維に虫を寄せ付けない特殊加工を施した加工になっています。
薄手で速乾性のある生地なので、夏キャンプにはぴったりの服ですね。
防虫のアームカバーも販売されています。
防虫加工された登山用のトレッキングパンツはストレッチ性があり、動きやすいのでキャンプでも使えます。
2 . 汚れてもいい服にする
キャンプは何かとトラブルが起きやすく、洋服が汚れてしまうこともあります。
汚れることも想定しながら汚れてもいい服、万が一汚れても洗濯しやすい服を着ていくのがポイントです。
キャンプのトラブルはこんなトラブルが起きがち。
- テントを設営していたら、地面に服がつき汚れた
- ご飯を食べていたら、こぼしてしまった
- 炭火で料理していたら、炭の燃えかすが服についてしまった
- 雨上がりで、地面がぐちゃぐちゃだった
- 急に雨が降って泥がはねた
- 風が強くて食事を乗せたお皿が飛んできた
などなどアウトドアでは天気に左右されることもあり、普段の生活ではなかなかないようなトラブルも起きることもよくあります。
キャンプではお酒を飲む人も多く、酔っ払って飲み物をこぼすというのもあるあるです(笑)
お気に入りの服を着て行ったら汚れてしまって、キャンプを楽しめなくなったとならないようにしましょう。
白い服や淡い色の服は汚れが目立ちやすいので、濃い色の服の方がオススメです。
3 . 動きやすい服にする
キャンプ場は敷地が広いところも多く、想像以上に歩くこともあります。
また、ぬかるんでいる地面など足元が悪い場合もあるので、どのような場面でも対応できるような動きやすい服装だと安心ですね。
キャンプでは次のような場面で動きやすい服装が大切になります。
- テントやタープの設営 ※ペグを打つ時にしゃがんだりもする
- ご飯の準備や片付けで炊事場に行く
- トイレに行く(トイレが近いとは限りません)
キャンプ場のトイレは洋式ではなく和式のところも多いですよ。
伸縮性やストレッチ素材のものでコーディネートを考えてみてください。
4 . 速乾性のある服にする
夏はアウトドアにぴったりのシーズンですが、標高の高いキャンプ場でも汗だくになります、、。
特に設営時は直射日光を浴びながら身体を動かすので汗だくです。
キャンプ場の天気が変わりやすく、突然雨が降ることも。テントやタープを設営した後なら問題ないですが、設営中に雨が降ったりすると洋服が濡れてしまいます。
夏キャンプの服は汗や雨で濡れることを想定して、乾きやすくて薄手の服がいいですね。
普段着ているTシャツはコットンでできているものが多いですが、コットンは濡れたら乾きづらく速乾性の素材とは言えません。
汗が乾きやすい速乾性のある服といえば、ポリエステルなど化学繊維でできているものです。
普段の生活では服の素材をあまり気にしないかもしれませんが、実はアウトドアを楽しむためには服の素材はとっても大事です。
速乾性のある服を着ていると、汗が乾きやすいのでベタっとした不快感がなくキャンプを楽しむことができます。
特に女性は汗が気になると思うので、服の素材選びは侮れませんよ。
どうしても汗が気になる場合はTシャツの着替えを持っていき、途中で着替えるものアリです。
逆に速乾性のある服のデメリットは、熱に弱い素材ということです。
キャンプの夜の定番と言えば焚き火ですが、焚き火をしている時に化学繊維の服に火の粉が飛ぶと穴が開くこともあります。
また、コットン素材は汗が乾きにくいというデメリットはありますが、火の粉がついても穴が開きにくいというメリットがあります。
焚き火をする時はコットン素材の上着を羽織るなどして工夫しましょう。
メリット | デメリット | |
化学繊維 | 乾きやすい | 熱に弱い |
コットン | 火の粉がついても 穴が開きにくい | 乾きづらい |
夏の女子キャンプの服装|持っていくと便利なアイテム
夏の女子キャンプの服装を選ぶときの4つのポイントを紹介しましたが、プラスアルファで夏キャンプに持っていくと便利なアイテムを紹介します。
天気や気温によっては使わない場合もありますが、キャンプ場の天気は変わりやすいため念のため持っていくと安心です。
パーカーやカーディガンなどの防寒着
日中は汗をかくほどの暑さかもしれませんが、特に標高の高い場所にあるキャンプ場は朝晩は冷え込むこともあります。
一般的に標高が100m上がると気温が0.6℃下がると言われています。標高500mのところにあるキャンプ場は標高0mに近い平場と比べると3℃気温が低いことになります。
日中暑いからと言って半袖しか持っていかないと、朝晩肌寒く感じた時に羽織るものがなくなってしまうので、パーカーやカーディガンなど羽織るものを持っていきましょう。
アウトドア用のものでなく、普段から使っているものでも問題ありません。
わたしは夏のキャンプでも防寒対策のためにパーカーを持っていっています。
ユニクロなどいろいろなブランドでUVカットのパーカーやカーディガンが販売されています。
レインウェア
キャンプ場は標高が高いところにある場所が多く、天気が急に変わることもあります。
設営や撤収の時に雨に降られてしまうと全身ずぶ濡れになってしまいます。
晴れていたのに突然天気雨が、、、ということもあり得るので、撥水性のあるレインウェアを持っていくと安心です。
レインウェアなら風が強い時にウィンドブレーカーとして着ることもできます。
できれば防水効果の高いゴアテックス(GORE-TEX)などのレインウェアがあると良いですが、値段も高いので(上下合わせると30,000円くらいします)そこは自分のお財布と相談で。
ゴアテックスのレインウェアはキャンプ以外にも
- 登山
- 釣り
- 音楽フェス
などさまざまなアウトドアシーンで大活躍するので、他のアウトドアにも興味があるなら買って間違いない商品ですよ。
アウトドア好きならほとんどの人が知っているくらい有名です。
ゴアテックスとは
防水耐久性・透湿性・防風性を兼ね揃えた素材で、アウターや靴に使われてます。簡単に言うと、雨を防ぐ+蒸れない+防風の機能が揃ったアウトドアには最強の素材です。
モンベル、THE NORTH FACE、パタゴニア、コロンビアなど様々なアウトドアブランドでゴアテックスのアウターを販売しています。
詳しく知りたい場合は公式ホームページを見てみてください。
以下の記事ではゴアッテクスのような超高性能なものから1万円台で買えるリーズナブルなレインウェアまでさまざまなレインウェアを予算別に紹介しています。
1日中外にいる音楽フェスやキャンプで持っていくと安心なレインウェアばかりです。
わたしはモンベルのストームクルーザーというゴアテックスのレインウェアをキャンプ、登山、音楽フェスなどで使っています。
わたしは夏キャンプに行く前に天気予報を見て、晴れマークしかない時はレインウェアは持ってきません。
ワークマンでは比較的リーズナブルにレインウェアを販売しているので、そちらを検討してみるのもいいですね。
急な雨の時にさっと羽織れるKiUのポンチョもオススメです。
KiUとはポンチョで有名なアウトドアブランドで、ポップで可愛いポンチョがたくさん販売されています。
KiUでは数種類のポンチョが販売されており、それぞれの違いや選び方のポイントを以下の記事で紹介しています。
夏の女子キャンプの服装/気をつけるべき服装と理由
キャンプの時にどんな服を着ていくかは個人の自由です。
でもお気に入りの服が汚れてしまったり、「事前に注意すべき服装を知っていたらこの服は着ていかなかったのに、、、」と知らないがゆえに服装で失敗してしまうかもしれません。
ここに紹介した服をキャンプに着ていっていけない!ということではなくて、こういう注意すべき理由があるので注意してくださいねという意味で書いているので、服装選びの参考になれば嬉しいです。
丈の長いスカート
マキシ丈のワンピースは華やかなデザインのものも多く、キャンプにも着ていきたくなりますよね。
丈の長いスカートには次のような注意すべきポイントがあります。
- トイレで地面にスカートがつく
- 雨が降った時に泥だらけになる
- 踏んでしまい転んでしまうかもしれない
キャンプ場のトイレは、洋式トイレがあるとは限らず和式トイレのところもあります。
最近ではトイレの綺麗なキャンプ場も増えましたが、正直行ってみないとわかりません。
キャンプ場のトイレでスカートの丈が地面についてしまうのは避けたいですよね。
また、雨が降って地面がぬかるんでいるとスカートの丈が汚れてしまうこともあります。
タープの下でイスに座っている時もイスの高さによってはスカートの裾が地面についてしまうかもしれません。
特に最近はローチェアという高さの低いイスを使っている人が多いので、スカートの裾には注意が必要ですね。
キャンプ場は木が生えていたり、足元が悪いところを歩かないといけないこともあります。
丈の長いスカートの裾を踏み、転んでしまったりしないようにやはり動きやすい服の方が無難ですね。
ミニスカート+生足
夏らしく涼しげにミニスカートでキャンプを楽しみたい!と思うかもしれませんが、ミニスカートには次のような注意すべきポイントがあります。
- 虫に刺されやすい
- 怪我の可能性が高くなる
- 設営の時にしゃがみづらい
自然豊かな場所で生足を出していると、虫に刺されやすくなってしまいます。
蚊なら痒いだけで済みますが、ブヨやハチなどに刺されてしまうと激しい痛みや腫れからキャンプを楽しむどころではなくなってしまうことも、、、。
キャンプ場では木の枝が落ちていたり、トゲトゲの草が生えていたりすることもあります。
長ズボンであれば何も問題なさそうですが、生足では擦り傷などの怪我につながってしまいます。
テントやタープを設営する時や、ご飯の準備をする時などキャンプでは意外としゃがまないといけない場面が多くあります。
ミニスカートだと毎回しゃがむ時に気にしなければいけないので、大変そうですね。
もしミニスカートを履くなら、タイツやレギンスを中に履くことをオススメします。
夏の女子キャンプの服装/コーディネートは?
夏の女子キャンプの服装を選ぶ時の4つのポイントを紹介しましたが、「実際どのようなコーディネートでキャンプに行けばいいの?」「どんなアイテムを着ているの?」と気になるかもしれません。
夏の女子キャンプのコーディネートはこちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
まとめ:紫外線対策と虫対策を忘れず夏キャンプを楽しもう!
夏の女子キャンプの服装を選ぶ時の4つのポイント、持っていくと便利なアイテム、気をつけるべき服装と理由を紹介しました。
キャンプに慣れていないとどんな服装で行ったらいいかやこの服装で浮いたりしないかなど心配になるかもしれませんが、キャンプは楽しく快適に過ごせることが一番大切です。
アウトドアは天気が変わりやすかったり、普段の生活のように環境が整っていないこともあり、不便を感じることもありますが、それもまたアウトドアの醍醐味です。
だいたいのことは後から思い返せば笑い話になりますよ(笑)
オシャレもキャンプも精一杯楽しんで、素敵な夏の思い出ができるといいですね。