今年も夏フェスシーズンが到来!全国でさまざまなフェスが開催されそうです。
夏フェスに参戦するけど「どんな服装で行けばいいの?」や「なにに気を付けて服装選びをすればいいの?」と悩んでいるのではないでしょうか。
わたしはフェス歴10年以上で、最高気温35度近くの猛暑夏フェスから台風直撃の大雨フェスまでさまざまなフェスに参戦してきました。
この記事ではわたしの経験を踏まえて、どんな天気・気温でも夏フェスを快適に過ごすための服装のポイントと、定番夏フェスアイテムを紹介します。
この記事を読めば、夏フェスで
- 熱中症になってしまった
- 雨具を忘れてずぶ濡れになり風邪をひいてしまった
など失敗せずに最後まで楽しく過ごすための服装がわかります。
夏フェスの服装選びに迷っている方、フェスの服装で失敗したくない方は最後まで読んでください。
- 夏フェスの服装で失敗したくない
- どんな天気でもどんな気温でも快適に夏フェスを過ごしたい
目次
【夏フェス】失敗しない服装/気をつけるべきポイント
夏フェスで「失敗しない服装」とはどのような服装なのでしょうか。
服装選びで気をつけるべきポイントは
- 日焼け対策
- 雨対策
の2つです。
それぞれ詳しく確認してみましょう。
【日焼け対策】紫外線対策で肌の露出は控え目に

夏フェスは野外で開催されることが多く、日差しを遮る建物がないので長時間紫外線にあたることになります。
気温も高いため半袖+ショートパンツで参戦している人もたくさんいます。
しかし、日焼けを気にするなら長袖インナー、アームカバー、タイツなどで肌の露出を出来るだけ少なくすることが大切です。
また、紫外線に長時間あたっていると疲労もより感じるようになります。
- 日焼け止めをこまめに塗る
- 頭皮を紫外線から守るために帽子をかぶる
- 目を紫外線から守るためにサングラスをかける
など紫外線対策アイテムをフル活用しましょう。
首や耳も意外に日焼けするので、日焼け止めを塗るのを忘れずに。
- 肌の露出を少なくする
(長袖インナー、アームカバー、タイツの着用) - 紫外線対策のアイテムを使用
(日焼け止め、帽子、サングラス)
【雨対策】雨でも1日外で過ごせるような服装を

夏フェスは人が密集し傘が他の人にぶつかると大変危険なため、基本的に傘の使用は禁止です。
長時間に雨でも快適に過ごすために、防水効果の高い雨具を持っていくことがマストになります。
フジロックの公式ホームページでも注意があるとおり、100均で売っているような透明なレインコートは袖から雨が入り洋服が濡れることもあるため、フェスではオススメしません。
ビニール製の簡易レインコートではなく、キャンプ・登山用のしっかりしたもの(傘の持ち込みは禁止です)。
FUJI ROCK FESTIVAL’23 公式ホームページFAQより
具体的にどんなレインウェアがフェスに向いているかは後ほど紹介します。
ほとんどの夏フェス会場は雨宿りをするような場所はなく、もし雨宿りできるスペースがあっても雨が降ったらかなり混雑します↓

フェスでは雨宿りする場所はない!と思っておき、事前に雨対策を万全にしておきましょう。
フェスの公式ホームページに雨対策の注意事項などが記載されていることもあるので、行く前にチェックしておきましょう。
雨対策におすすめのアイテム① レインウェア(ゴアテックス)
「防水効果の高いレインウェアってどんなものを選べばいいの?」と疑問に思うかもしれません。
アウトドアの定番のゴアテックス(GORE-TEX)という素材を使ったレインウェアがおすすめです。

わたしもフェスで雨が降った時には必ずゴアテックスのレインウェア上下を着ています。
登山では超定番のゴアテックス。アウトドア好きには一度は耳にしたことのある名前かもしれませんね。
気になる方は公式HPを見てみてください。
レインウェアは朝晩など肌寒い時のウィンドブレーカーや防寒着としても使えるため、フェスでは重宝します。
モンベル、THE NORTH FACE、パタゴニア、コロンビアなど様々なブランドでゴアテックスのアウターを販売しています。
ゴアテックスのレインウェアは値段は高いものの、
- 音楽フェス
- 登山
- キャンプ
- 釣り
- 花火大会
などアウトドアのどんな場面でも大活躍するアイテムです。
スポーツブランドのMIZUNOでレインウェアは、ゴアテックスレインウェアの中ではかなり値段が安いです。
レインウェアは上下セットで持っていくことが大切!
上だけ持っていく人も多いですが、長時間外にいるとズボンの雨具もないとずぶ濡れになってしまいます。
↓の記事では、フェスにピッタリなレインウェアの選び方、高性能のレインウェアを予算別に紹介しています。

GORE-TEXなど性能抜群のものから5千円以下のものまで幅広く紹介しているため、自分の予算に合ったレインウェアがきっと見つかります!
雨対策におすすめのアイテム② ポンチョ
ポンチョはリュックやボディバックの上から着ることができ、着脱が楽なのでフェスで愛用している方がたくさんいます。
フェス定番のKiUというブランドでは、フェスにぴったりの可愛いデザインもたくさん。
わたしは急な雨でポンチョを使うのはもちろん、長時間の大雨の時には上下レインウェアとポンチョの2枚重ねにしています。
ポンチョはゆったりした作りになっているので、レインウェアの上から羽織ってもゴワゴワしません。
KiUでは袖ありor袖なしや耐水圧(どのくらい雨を防げるか)などが異なる数種類のポンチョが販売されています。
それぞれのポンチョの特徴や違いをわかりやすく解説しています↓

雨対策におすすめのアイテム③ 折りたたみ長靴
夏フェス会場にもよりますが、雨が降ると地面がぐちゃぐちゃになることも。
場所によっては池のように大きな水溜りになってしまうこともあります。

夏フェス当日は晴れても、前日に雨が降ると地面がぬかるむこともあるので注意が必要です。
雨の程度にもよりますが、スニーカーでは靴がどろどろになってしまうので、やっぱり長靴が最強。
野外フェスの定番「野鳥の会」のレインブーツなら膝下まであるので足元が汚れることもなく、コンパクトに収納できます。長さを調整することもできるのも魅力的。
野鳥の会のレインブーツの使い心地やメリット・デメリットなどを徹底レビューしています↓

ワークマンでもフェスにぴったりな防水FESTブーツという折りたたみ長靴を販売しています。価格も3,000円程度とお財布に優しい!詳細は公式HPへ。
安くおさえたいかたはスニーカーのまますっぽり被せるタイプのシューズカバーもあります。
夏フェスで長い距離を歩いた場合、ずれたりしないか少し不安は残りますね。
天気予報が晴れでも雨具は必要?
「天気予報が晴れでも雨具は必ず必要?」と思うかもしれません。
雨対策をどこまでしっかりするべきかは夏フェスの開催場所によっても大きく変わります。
フジロックやライジングサンのような標高の高い場所や自然豊かな場所で開催されるフェスは天気も変わりやすいので、どんな天気予報でも雨対策アイテムを持っていくことがオススメです。
ロックインジャパンフェスのような都心の公園で開催されるフェスは、天気予報が外れることはあまりないため、晴れの予報であれば雨対策アイテムは必要ないかもしれません。
(ちなみにわたしはどんな天気予報でも一応レインコート上下は持参しています)
レインウェアは肌寒い時の防寒対策・防風対策にもなるので、荷物に余裕があれば持っていくと安心です。
- 防水効果の高いレインウェアを着用
- 持ち運びしやすい折りたたみ長靴が便利
【夏フェス】失敗しない服装/定番アイテム

夏フェスでコレを着ていれば間違いなし!の定番アイテムを紹介します。
やっぱりフェスの定番服装は
上:長袖インナー+Tシャツの重ね着
下:レギンス+ショートパンツの重ね着
です!肌の露出が少なく日焼け対策や怪我防止になりますし、何より動きやすいのでフェスの王道スタイルですね!
それぞれの定番アイテムの選び方のポイントも解説するので、フェスの服装を考える参考にしてみてください。
- Tシャツ
- 長袖インナー or アームカバー
- ショートパンツ
- レギンス or タイツ
- 帽子
- スニーカー
半袖Tシャツ

夏フェスではバンドTシャツやフェスのオフィシャルTシャツを着ている人が多いですね!
当日フェス会場でグッズを買うには長時間行列に並ぶことも、、、。
フェスによっては事前にインターネットで購入できる場合もあるので、フェスの公式ホームページをチェックしてみてください。
夏フェスはかなり汗をかくので、Tシャツが汗ばんでいると気になりますよね。
綿でできているTシャツが多いですが、汗が気になる場合は汗が乾きやすいポリエステルなど化学繊維のTシャツもオススメです。
化学繊維のTシャツは速乾性に優れているので、汗がすぐに乾き快適です。
さまざまなアウトドアブランドで速乾性のTシャツが販売されています。
長袖インナー、アームカバー

速乾性のある長袖インナーをTシャツの中に着ると、汗も乾きやすく日焼け対策にもなります。
速乾生地の登山用インナー(ベースレイヤーと言います)がおすすめです。
わたしはTHE NORTH FACEのものを登山やフェスで使っていますが、ペラペラ生地で汗をかいても気づいたら乾いているレベルで速乾です。
THE NORTH FACEのロングスリーブドライクルーの特長やフェスで活躍する理由を徹底レビューしています↓

モンベルのジオラインというベースレイヤーは登山ブランドの中ではリーズナブルで大人気のアイテムです。
スポーツ用のインナーも比較的乾きやすい素材で、値段も登山用に比べてリーズナブルです。
ちなみにヒートテックは汗をかいたり、雨が降って濡れると一気に冷えるので、個人的にはおすすめしません。
長袖インナーは暑そうだから嫌だ!と思うなら、アームカバーもオススメです。
長袖インナーは着替えが大変ですが、アームカバーは気軽につけたり外したりできるのがいいですね。
冷感でUVカットのものは夏フェスにはピッタリのアイテムと言えそうですね。
ショートパンツ、ハーフパンツ

動きやすくて履きやすいショートパンツやハーフパンツを選びましょう。
わたしはパタゴニアの「バギーズパンツ」という水陸両用と言われる速乾性に優れた登山用のショートパンツを愛用しています。
速乾性があると急に雨が降った時にもすぐ乾くので、身体が冷える心配がありません。
Dickies(ディッキーズ)というブランドのショートパンツも夏フェス定番です。
ポリエステル素材で撥水性もあるので、夏フェスにはぴったりで男女問わず大人気のアイテムです。
ロックバンド好きはディッキーズのショートパンツを履いている人が多いですよね。
レギンス
ハーフパンツやショートパンツだけの人も見かけますが、日焼けや虫刺され対策でレギンスを履いたほうが安心です。
夏フェスは公園など自然豊かな場所で開催されることが多いため、虫刺され対策のためにも肌の露出は出来るだけ控えることをオススメします。
わたし自身、夏フェスでブヨに刺されてパンパンに腫れてしまい、後日皮膚科に行ったこともあります。
派手目のレギンスは夏フェスにはピッタリです。
夏フェスは歩く距離が長く疲れも溜まるため、足への負担軽減のためにもスポーツタイツや登山用タイツもいいですよ。
帽子
日除けためと小雨が降った時のためです。帽子は1日中かぶっていることが多いです。
風が吹くことも多いため、飛ばされないように紐が付いているものが良いでしょう。
登山用靴下(メリノウール)
メリノウールは、汗をかいても臭くならないし雨で濡れても冷えにくい素材で、登山用の服によく使われています。
厚手なので靴擦れにもなりにくく、長距離を歩くフェスにはぴったりのアイテムです。
1足1,000円台でコスパが良いのも嬉しいですね。
スニーカー

どんな靴で行くかは超重要!
わたし自身夏フェスでは1日10kmくらい歩くことが多く、靴選びが疲労度を左右するとも言っていいくらい靴は重要です。
夏フェスに履いていく靴を選ぶポイントはこちら。
- 歩きやすい靴
- 汚れてもいい靴
- 軽い靴
- 撥水機能のついた靴(できれば)
歩きやすい靴

歩きやすさが一番大事です!夏フェス会場はかなり広く、ステージ間の移動や駐車場・シャトルバス乗り場までの移動など、めちゃくちゃ歩きます!
買ったばかりのスニーカーを履いていくなら、靴ずれしないように夏フェスの前に履き慣らすことが大切です。
汚れてもいい靴

夏フェスの前日や当日に雨だと靴は泥まみれになるので、汚れるの覚悟でいきましょう。(フェスで靴が泥まみれになった捨てた経験ありw)
軽い靴
たくさん歩くので軽い靴の方が足への負担が少なく済みます。
登山靴を履いている人もいますが、登山靴は重いし、ソール(靴の底)が硬いので、登山道以外の普通の地面を長距離歩くのは意外に疲れます。
撥水機能のついた靴(できれば)
撥水加工がされていたら急な雨でも安心です。GORE-TEXの素材の靴なら最強ですね。
撥水機能がついていなければ、事前に防水スプレーをしっかりかけておくと良いですね。
コロンビアのハイキングシューズは登山靴ほど重くなく、撥水加工もされているので夏フェスで快適に過ごせています。
足が疲れてしまいますし、万が一誰かの足を踏んでしまったりすると大変なので、ヒールのある靴は夏フェスでは履かないようにしましょう。
夏っぽくサンダルで行きたいと思うかもしれませんが、思っているより長く歩きます。ステージ間の移動だけで30分歩くなんてことも、、、。
サンダルで長距離を歩くのは大変なので、やはりスニーカーが無難ですね。
【夏フェス】失敗しない服装/あると便利なアイテム
定番アイテムの他に持っていくと便利なアイテムがいくつかあるので紹介します。
これらを持っていけば、どんな気温や天気でも対応でき、快適に夏フェスで過ごすことができますよ。
タオル
夏フェスはたくさん汗をかくこともあり、首にタオルを巻いている人が多いです。
汗も簡単に拭けるし、日焼け対策にもなるし、虫よけにもなるので万能ですよ。
フェス会場でフェスのオフィシャルタオルや好きなアーティストのタオルを買うのもいいですね。
首に巻くなら、マフラータオルという少し長めのタオルがオススメ。
アーティストのグッズとして販売されているものもマフラータオルが多いです。
サングラス
日射しが強いこともあるので、サングラスがあると便利です。
パーカーなどの防寒着
日中は暑くても、朝晩は気温が下がることもあります。
パーカーなどさっと羽織れるものを準備しておくと、急な気温や天気の変化にも対応できますよ。
特にフェスでキャンプをする人は防寒着はマストアイテムです。
着替え
急な雨で洋服が濡れてしまったり、途中で汚れてしまったりした時のために着替えを持っていくと安心です。
Tシャツの着替えが必要になったらフェス会場で買う!と決めて持っていかないという選択肢もアリです。
着替えを持っていく場合は荷物が増えるため、クロークなどに荷物を預けられるかどうか事前に確認しておきましょう。
【夏フェス】失敗しない服装/注意すべき服装と理由
夏フェスにどんな服装で行くかはもちろん個人の自由です。
わたし自身も夏フェスの服装で失敗し「なんでこの服着てきちゃったんだろう、、」と後悔してこともありますし、実際フェス会場で「その服装で大丈夫?」という心配をしたくなる服装の人もいます。
「こんなことだったら、この服を着てこなかったのに!」と後悔する人が少しでも減ればいいなと思います。
ここに紹介した服を夏フェスに着ていっていけない!ということではなくて、こういう注意すべき理由があるので注意してくださいねという意味で書いているので、参考として見てくださいね。
ジーパン
動きやすいのでジーパンを着て夏フェスに参加している人はたくさんいます。
ジーパンには次のような注意すべきポイントがあります。
ジーパンは雨が降った時に濡れるとかなり重くなるので注意が必要です。
汗を吸うと肌に張り付いて動きづらくなるかもしれない点も気をつけなければいけません。
丈の長いスカート
マキシ丈のワンピースは華やかなデザインのものも多く、フェスに着ていきたくなりますよね。
丈の長いスカートには次のような注意すべきポイントがあります。
フェス会場のトイレは仮設トイレがほとんどで、正直綺麗とは言えません。
1日何百人、何千人という人が利用し汚れていることもあるので、丈の長いスカートではトイレで地面に丈がつかないように注意が必要になります。
また雨で地面がぬかるむとドロドロになってしまい、スカートの裾が泥だらけになることも、、、、

こんな感じの地面になることも。ここを丈の長いスカートで歩くのはしんどそうですね。
夏フェスでは人口密度がかなり高く、密集した場所で誰かにスカートの裾を踏まれてしまうかもしれません。
ミニスカート
暑い夏フェスではミニスカートで涼しげに過ごしたいと思うかもしれません。
ミニスカートには次のような注意すべきポイントがあります。
夏フェス会場にもよりますが、夏フェスは自然豊かな場所で開催されることが多く、蚊の他にもブヨ、アブ、ハチなどたくさんの虫がいることもあります。
虫よけスプレーをしたとしても、生足を出していると虫に刺される可能性は高くなります。
夏フェスではアーティストが始まるまでの時間を地面に直接座って待ったり、ご飯を地面に座って食べることもあります。ミニスカートだとなかなか座りづらいですよね。

痴漢や盗撮などの被害に遭う可能性も高くなるので注意が必要です。
まとめ:日焼け対策と雨対策が重要!
夏フェスの服装を選ぶ際に気をつけるべきポイントや夏フェス定番アイテム、夏フェスに着ていく時に注意が必要な服装を紹介しました。
服装選びで気をつけるべきポイントは
- 日焼け対策:肌の露出は控え目に(長袖インナー、アームカバー、タイツ)
- 雨対策:防水効果の高いレインウェアの着用
でしたね。
また、夏フェス定番の服装は
- 上:長袖インナー+Tシャツの重ね着
- 下:レギンス+ショートパンツの重ね着
です。迷ったらこの服装で行けば間違いないですね。
夏フェスの楽しみ方はとにかくライブを楽しみたい人、雰囲気を楽しみたい人、お酒を飲みながらまったり過ごしたい人など人それぞれです。
とにかくライブを楽しみたい人は動きやすさ重視の服装、まったり過ごしたい人はゆったり過ごせるような服装など楽しみ方によってどんな服装が良いかも変わってきます。
夏フェスでどんな風に過ごしたいかを考えながら、どんな服装だと快適に過ごせそうか考えながら服装を考えるのも楽しいですよね。
野外フェスは気温や天気などに左右されるので、事前に天気予報をチェックしながら1日中夏フェスを楽しめるような服装にしましょう。
夏フェスに関するおすすめ記事



