東北のフェスといえばアラバキロックフェス!
アラバキは4月下旬の宮城県川崎町のみちのく湖畔公園で行われる野外の音楽フェスです。
例年100組近くの豪華アーティストが出演します。
「アラバキに行ってみたい!」と思っても、フェスの雰囲気・会場までのアクセス・チケットの種類などわからないことがたくさんあるかもしれません。
アラバキってどんなフェス?どうやって行けばいいの?
今回は初心者の方が気になる”アラバキの基本”をアラバキ参戦歴10年以上の筆者が解説しています。
- アラバキの開催概要
- 天気や気温
- チケット
- アクセス方法
- 服装
- 宿泊
- 雨対策
- 持ち物
- 会場のようす
- 2023のアラバキのようす
などアラバキに行く前に知っておきたい情報から、当日の会場の様子までわかりやすく解説しています!
それぞれの項目に記事のリンクを貼っているので、詳しく知りたい場合はクリックしてみてみてくださいね。
この記事を読めば、アラバキについて一気に詳しくなること間違いなし!
- アラバキについてざっくり知りたい
- アラバキに行く予定だけど、何から調べていいかわからない
目次
ARABAKI ROCK FEST.24の開催概要
ARABAKI(アラバキ)とは?
ARABAKI ROCK FEST(通称:アラバキ)は毎年4月に宮城県川崎町で開催される東北最大級の音楽フェスです。
ARABAKIの名前は、東北で勢力を伸ばし平和と東北の尊厳を守るために君臨していた「荒吐族」が由来になっています。
アラバキのステージの名前は東北6県に馴染みのある名前になっており、東北愛を感じます。
- MICHINOKU(陸奥)
- HATAHATA(鰰)
- TSUGARU(津軽)
- ARAHABAKI(荒吐)
- HANAGASA(花笠)
- BAN-ETSU(磐越)
アラバキは地域に根付いたフェスで、毎年開催地である川崎町の町長が開会の挨拶をしたり、地元の川崎中学校の吹奏楽部がステージで演奏したりもします。
2001年から過去約20回開催されている歴史のある音楽フェスです。
2019年には両日合わせて約120組が出演し、過去最高の約5万人の来場者を記録しました。
東北では数少ないキャンプができるキャンプインフェスとなっており、キャンプ好きにはたまりません。
開催日
2024年4月27日(土)28日(日)
アラバキは例年4月下旬の土日開催となっています。
開催場所
みちのく公園北地区 エコキャンプみちのく
開催地のみちのく公園(正式名称:国営みちのく杜の公園)は、広大な敷地面積を誇る公園で、大自然を感じながら音楽を楽しめます。
公園は「南地区」と「北地区」に分かれていますが、アラバキは「北地区」で開催されます。
年によってはアラバキ開催時に桜が咲いていて、音楽を聞きながらお花見できることも?
アラバキの天気と気温について
アラバキが開催される4月下旬は春なのでポカポカ暖かいイメージがあるかもしれませんね。
しかし、4月下旬の東北の寒さをあなどってはいけません!笑
アラバキ会場は自然豊かな場所に位置し、最低気温が10度を下回ることもあります。
特に朝晩はかなり冷え込むので注意が必要です。
2023年のアラバキは、天気も良く暖かく過ごしやすかったです。
1日目 | 2日目 | |
天気 | 晴れ | 雨のち晴れ |
最高気温 | 23℃ | 21℃ |
最低気温 | 8℃ | 12℃ |
ちなみにその前の年(2022年)のアラバキは雪が降りました。笑
2022年と2023年のギャップがすごい。笑
2022年の伝説の雪フェス?のようすは<<アラバキ2022.4.29(1日目)参戦レポ!>>で紹介しています。
半袖でも日中過ごせる年や、寒くて1日中インナーダウンで完全防寒対策している年もあります。
天気予報を事前に確認してから、服装や持ち物などを決めたいですね。
過去3ヵ年(2018、2019、2022)の天気と気温については<<気になる天気と気温は?過去数年間の実績をもとに解説>>で詳しく解説しています。
アラバキのチケットについて
チケットの種類
アラバキに参戦するにはまずチケットを購入する必要がありますが、いくつも種類があるためどのチケットを買えば良いか迷うかもしれません。
チケットには5種類あります。
アラバキに参戦する全ての人に必要になるのは入場券です。
アラバキに1日だけ行く人は1日券、2日間参戦する人は2日通し券を購入します。
また、キャンプをする人はキャンプサイト券、車で行く人は駐車券をそれぞれ追加で購入することになります。
キャンプサイト券は1人1枚、駐車券は1台につき1枚購入する必要があります。
チケットのオススメ購入タイミング
入場券、駐車券、キャンプサイト券などのチケットはいつ頃購入するのがよいのでしょうか?
チケットは先行予約か一般販売のどちらかで購入します。
先行予約と一般発売の違いを確認してみましょう。
先行予約は抽選販売です。
12月頃から何回か行われるため、もし落選してしまっても何度かチャンスがあるので安心です。
一般販売は先着順です。
2024年のアラバキでは3月17日(日)から行われ、売り切れになってしまうとチケットを買えないため、先行予約でチケットを購入するのがオススメです。
ちなみに2019年までのアラバキでは、入場券、キャンプサイト券、駐車券は売り切れることが多かったようです。
「見たいアーティストが出演する日が決まってからチケットを買いたい」という場合は、アーティストの出演日が発表されてからチケットを申し込むという方法もあります。
例年日割りは2月下旬頃に行われるため先行販売の申し込みに間に合いそうです。
アラバキ会場へのアクセスについて
アラバキ会場への主なアクセス方法は車かシャトルバスです。
車で会場へ行く場合は駐車券を購入する必要があり、仙台駅からのシャトルバスを利用する場合はシャトルバス券を購入する必要があります。
車の場合
駐車券は一般発売では売り切れてしまう可能性があるので、先行販売で購入することがオススメです。
駐車場はP1〜P4の4箇所あります。
- P1の特徴:会場へ徒歩で行けるため、競争率が高い
- P2の特徴:宮城川崎ICからも近く、わかりやすい場所
- P3の特徴:会場まではシャトルバスを利用
- P4の特徴:仙台から来ると遠回りに
徒歩で会場まで行けるP1はかなり競争率が高いため、現実的にはP2〜P4のどれかに車を停める場合が多いでしょう。
P2駐車場から会場へは無料のシャトルバスで行くことになります。(会場と仙台駅間のシャトルバスとは違うため注意)
P2駐車場から会場間の無料シャトルバスは事前予約や券などを購入する必要はなく、駐車場に車を停めたら先着順でシャトルバス待ちの列に並びます。
わたしの経験上、シャトルバスに乗るには必ず列に並ぶ必要があり、短いと10分程度長いと1時間近く並んだこともあります。
シャトルバスの待ち時間は駐車場に到着する時間や開催年によっても大きく異なるため、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。
また、アラバキ当日は会場周辺もかなり混雑しています。
例年ではアラバキ会場最寄りの宮城川崎ICの高速道路下り口から渋滞することもありました。
近くのコンビニなどもトイレを借りる人、おにぎりなどを買う人で大混雑しています。
アラバキの駐車場については<<オススメ駐車場や駐車券の購入時期、駐車場ー会場間のシャトルバスについて徹底解説>>で詳しく紹介しています。
シャトルバスの場合
仙台駅からのシャトルバスで会場へ行く場合は、事前にシャトルバス券を購入する必要があります。
シャトルバス券は先行予約では購入できず、一般販売で購入することになります。
シャトルバス券購入時に往路(仙台駅→会場)の出発時刻を選ぶことができます。(7:00〜8:00発など)
出発時刻を選ぶことで以前よりもシャトルバス待ちの時間は軽減されたようですが、シャトルバスに乗るまでに並ぶかもしれないので、早めに会場に着くようにしておきたいですね。
特に午前中に見たいアーティストがある場合は要注意です。
「シャトルバスに乗るまでに時間がかかり、会場に着くのが遅くなってお目当てのアーティストが見れなかった、、、」という話も聞きますので、早めの行動を心がけましょう。
アラバキでの服装について
アラバキにどんな服装で行ったら良いのか迷いますよね。
フェスというと、Tシャツ+レギンス+ショートパンツという服装をイメージすることが多いかもしれません。
しかし、アラバキは最低気温が10度を下回ることがあったり、雨が降ったりすることもあるため、防寒対策と雨対策が重要になります。
防寒対策と雨対策は万全に!
1つ目は防寒対策!
インナーダウンやフリースなど保温性の高い洋服を重ね着をすることが大切になります。
「春の開催なのにダウンなんている?」と思うかもしれませんが、わたし自身もインナーダウンとフリースは夜になると毎年必ず着ています。
実際にアラバキで着た服です↓
これでもか!というくらい重ね着をしますが、インナーダウンとフリースを重ね着しても寒いこともあります。
2つ目は雨対策!
防水効果の高いレインウェアがマストになります。
アウトドアのレインウェア定番のゴアテックスという素材なら、防水だけでなく透湿(身体を動かしても蒸れない)ため、アウトドアで大活躍します。
ゴアテックス素材のレインウェアは高価ですが、雨対策としても防風対策としても着れます。
MIZUNOは他のブランドと比べると、リーズナブルな価格で販売されています。
雨が長時間続く場合や、大雨のときにはゴアテックスのレインウェア+ポンチョの重ね着がオススメです。
フェスのポンチョの定番はKiUのポンチョ!
カラーバリエーションが豊富で、男女でも似合うデザインがたくさんあります。
アラバキ参戦時の宿泊について
アラバキに参戦する際の宿泊方法は、
- ホテル
- キャンプ
- コテージ(アラバキ会場内)
の3択になります。
アラバキは気温が低くキャンプをするには保温性に優れた寝袋などさまざまな道具が必要になるため、ホテルに泊まるのが一番お手軽&王道です。
アラバキ初心者ならホテル泊がオススメ!
ホテルに泊まる場合
アラバキに参戦する場合にどこに泊まるべきか悩むかもしれません。
アラバキに参戦する際のオススメ宿泊エリアを4つ紹介します。
アラバキ会場へのなんの交通手段で行くかによってオススメの宿泊エリアは変わってきます。
それぞれの宿泊エリアからの会場までの所要時間や交通手段をまとめました↓
仙台駅からのシャトルバスを利用する場合は、仙台駅周辺にホテルを予約するのが便利ですよね。
しかし、車で会場まで行く場合は②〜④のエリアもオススメです。
仙台駅周辺は全国から人が集中するため、仙台駅周辺のホテルは早い段階で予約がいっぱいになってしまいがち。
ホテルを予約しようと思った頃には、「駅から離れたホテルしかない、、、」「1人1万円以上の高いホテルしか残っていない」なんてことも。
特に穴場なのは、山形市周辺です。
山形駅からアラバキ会場までは車で約40分ほどで着くため、車で行く場合にはオススメです。
仙台駅に比べてリーズナブルなホテルが多いのも嬉しいですね。
キャンプをする場合
アラバキでキャンプをする場合には、キャンプサイト券が必要になります。
キャンプサイト券はテントを何張設営するかに関係なく、1人1枚の購入が必要です。
売り切れる可能性もあるため、先行販売で早めにゲットしておきましょう。
コテージに泊まる場合
アラバキ会場内に常設されているコテージに宿泊することもできます。
コテージ券はビット(入札)方式での販売となり、自分で入札価格を決めて申し込むことになります。
コテージは上限6名となっているようです。
コテージ券をゲットできれば、アラバキ開催中に休憩したり、終演後の移動なども気にする必要がないので、かなり身軽にアラバキに参戦できそうですね。
コテージの申し込み価格には2日通しの入場券も含まれますので、ご注意ください。
アラバキの雨対策について
アラバキで心配なのは天気ですよね。
アラバキは意外に雨が降ることが多いため、雨対策はマストになります。
雨対策を怠ると、荷物が濡れてしまったり、洋服が濡れてしまったりして楽しめなくなってしまうかもしれません。
事前に天気予報をチェックしておくことも大切ですが、雨対策アイテムを準備しておくと安心です。
雨のアラバキでも楽しむための事前に知っておきたい5つのポイントは次のとおりです。
- 防水効果の高い雨具は必須
- 足元と手の雨対策も忘れずに
- 荷物が濡れないように工夫する
- 雨宿りできる拠点があると最強
- キャッシュレス決済をフル活用して快適に
雨でも楽しむためのポイントを知っていれば、雨のアラバキでも楽しめますよ。
アラバキの雨対策については<<雨でも120%楽しむための5つのポイントとオススメアイテムを紹介>>で詳しく紹介しています。
アラバキの持ち物について
アラバキに何を持っていくべきか迷いますよね。
日帰り参戦の場合とキャンプ参戦の場合の持ち物をそれぞれ紹介します。
日帰りの場合
必ず持っていって欲しい「必需品」と余裕があったら持っていきたい「あると便利なもの」にわけて紹介します。
天気予報の最高気温や最低気温が高くても、必ず防寒着と雨具は持っていくことをオススメします。
キャンプの場合
アラバキのキャンプはかなりの防寒対策が必要です。
特に保温性の高い寝袋と地面からの冷気をシャットアウトできるような厚手のスリーピングマットがポイントです。
アラバキの会場のようす
ステージのようす
アラバキの会場内はどんな雰囲気なのか、どのくらい人はいるかなどアラバキに行ったことのない場合は想像がつきませんよね。
アラバキは6つのステージがあり、各ステージでアーティストのライブが行われます。
ステージ間は遠い場合は徒歩30分ほどかかるため、どのアーティストを見るか事前に考えておくがオススメです。
同時にライブが行われることもあるため、見たいアーティストが被った場合は、最初の10分だけ見て、他のステージに移動することも。
通路がかなり混雑しており、ゆっくりしか歩けなかったため、ステージ間の移動により時間がかかっていました。
フードエリアのようす
アラバキ会場には飲食店が多数出店されるため、ご飯や飲み物を買うのには困りません。
さまざまなフェス飯を楽しむのも、アラバキの魅力の1つですよね。
フードエリアは会場内の数カ所にあるため、いろいろな場所でフェス飯を楽しむことができます。
美味しそうなフェス飯が多くて、アラバキに行くとなぜか1日5食くらい食べてしまいます(笑)
ご飯を買うために結構並ぶことも多いです。見たいアーティストがある場合は、時間に余裕を持ってご飯を買うのが◎
トイレのようす
野外フェスで気になるのはトイレですよね。
特に女性の方は気になる方が多いかもしれません。
トイレはすべて簡易水洗トイレになります。ペダルを踏んで水を流すようなタイプのものです。
もともと公園に設置されている水洗トイレは使用できないようになっているため、注意が必要です。
トイレに行くために数十分並ぶこともあるので、トイレは早めに並んでおくことがオススメです。
ドアがないのが男性の小用です。トイレは男性マークと女性マークがそれぞれ貼ってあるので、男女別になっています。
真ん中に手を洗う水道もついています。
過去のアラバキのようす
アラバキ2023参戦レポ
新型コロナウイルスが落ち着いた後の初めての通常開催のアラバキ!
人数制限や声出しの制限もなく、今までのアラバキが帰ってきました〜(嬉し泣き)
めちゃくちゃ天気も良く、気温も低すぎず快適でした。
入場者数もかなり多かったようで、特に1日目の朝は渋滞がひどかったようです。
アラバキ2023.1日目のようすは<<アラバキ2023.4.29(1日目)参戦レポ!暖かくて晴天のフェス日和>>で詳しく紹介しています。
アラバキ2022参戦レポ
2022年のアラバキは、新型コロナ感染拡大防止の観点から、ステージの数も例年の6つから3つに減り、人数制限もあるなどさまざま制約の中での開催でした。
感染拡大防止のため、声などは出せませんでしたが、出演アーティストもオーディエンスも精一杯楽しむという気持ちは変わらず、アラバキ愛を感じた3日間でした。
天気は残念ながら悪天候で、1日目→雨&雪、2日目→晴れ、3日目→雨となかなか過酷な状況でした。
1日目に雨が降ったため、2日目以降も地面がぬかるんでしまい、長靴やレインウェアなど雨具が大活躍しました。
まとめ:事前準備を万全にして、アラバキを楽しもう!
いかがでしたか?
アラバキに行ったことがなくても、アラバキのイメージが少しずつ湧いてきたのではないでしょうか?
「朝晩は息が白くなるほど寒くなる」や「雨が降るかもしれない」など聞くと心配になってしまうかもしれません。
しかし、事前に必要なものや持ち物などを準備しておけば、どんな天気でもどんな気温でも間違いなく楽しめます。
アラバキは1日中大自然の中で大好きなアーティストのライブを見て、美味しいご飯を食べれる最高に幸せな時間ですよね。
アラバキを楽しむためにも、事前準備をしっかりしてアラバキに備えましょう。